こんにちは。EV歴約10年、現在は2019年式の日産リーフ e+ AUTECHに乗っているカズ180です。
リーフの運転席には「D」「B」「ECO」「e-Pedal」という操作があります。見た目は似ていても、DとBはシフトポジション、ECOは走行特性のモード、e-Pedalはアクセルを戻したときの減速や停止を制御する機能です。
「Bにするとe-Pedalがさらに強くなる?」「アクセルから足を離したときにブレーキランプは点く?」「雪道でも止まる?」「2026年の新型リーフでも同じ?」。購入前や運転中に迷いやすい部分を、日産の2019年式ZE1取扱説明書と新型ZE2の公式FAQで整理しました。
私はZE1型を所有していますが、ここで紹介する減速度や作動条件をすべて自車で測定したわけではありません。実測していない性能を体験談のように書かず、メーカーが説明する仕様と安全上の注意を区別して紹介します。
- Dは通常走行、Bはより強い回生ブレーキが必要なときに使う
- ECOは加速を穏やかにし、電力消費を抑える方向に制御する
- ZE1のe-Pedalは減速・停止・停車保持ができるが、条件によってはフットブレーキが必要
- ZE1でe-Pedal ON中は、D/Bを切り替えてもe-Pedalの特性は変わらない
- 新型ZE2のe-Pedal Stepは減速後にクリープするので、停車時にはブレーキを踏む

最終確認日:2026年11月8日。実際の年式・装備・オプションにより操作が異なります。操作を確認するために一般道で急な減速を試すことは避け、必ず安全な場所に停車して説明書を確認してください。
D・B・ECO・e-Pedalの役割を最初に整理
日産の取扱説明書では、Dは通常走行する位置、Bは下り坂などで強い回生ブレーキが必要なときの位置と説明されています。ECOは駆動力や回生などの走行特性を調整するモードであり、e-Pedalとは別のスイッチです。
回生ブレーキは、減速時にモーターでエネルギーの一部を電力として回収する仕組みです。通常のブレーキを必要としなくなるわけではありません。
← この表は左右にスライドできます →
| 機能 | 主な目的 | 減速 | 停止保持 |
|---|---|---|---|
| Dレンジ | 通常走行 | 基本的な回生減速 | 通常のブレーキ操作 |
| Bレンジ | 下り坂などの回生強化 | e-Pedal OFF時はDより強い | 通常のブレーキ操作 |
| ECO | 加速と電力消費の抑制 | 回生の特性にも作用 | ECO単独では保持しない |
| e-Pedal(ZE1) | アクセルで加減速と停止 | 強い減速で停止まで制御 | 条件が合えば保持可能 |
| e-Pedal Step(ZE2) | アクセルで加減速 | 強めの減速 | クリープするのでブレーキ必須 |
つまり、強い回生が必要ならB、電力消費を抑えたいならECO、アクセル操作を中心に走行したいならe-Pedalというように、目的で分けて考えると分かりやすくなります。ただし道路の状態によっては、どの機能でもブレーキペダルによる制動が必要です。
e-Pedal ON中にBへ切り替えても特性は変わらない
ここは見落とされやすいポイントです。ZE1の取扱説明書は、e-PedalがONのときにDからB、またはBからDに切り替えてもe-Pedalの特性は変わらないと明記しています。「e-PedalにBを重ねるとさらに強くなる」とは解釈しないでください。
逆にe-PedalをOFFにしたときは、DよりBで回生ブレーキが強くなるという違いがあります。まずメーターで現在のON/OFFを確認することが重要です。
ZE1のe-Pedalは減速・停止・停車保持まで制御する
2019年式などの旧型ZE1リーフでは、e-PedalをONにするとアクセルを戻した際の減速度が強くなり、条件が合えばアクセルだけの操作で停止まで行えます。停止後はアクセルペダルを離している間、停車状態を保持する仕組みです。
日産の取扱説明書では、車速に応じて最大減速度が変わり、アクセルペダルを離しても減速度が足りない場合はブレーキペダルを踏むように案内されています。「ブレーキペダルを使わなくてよい」という意味ではありません。
特に大切なのは機能の限界です。勾配が大きい場所、氷結路などの制動力が低下する条件では、完全に停止できなかったり停車保持ができなかったりする場合があります。坂道で停止保持中に車が動いた場合も、すぐにブレーキペダルを踏んでください。
読者e-Pedalなら、アクセルを戻すだけで信号待ちもずっと止まっていられるんですか?
カズ180ZE1は停車保持ができる機能ですが、坂道や滑りやすい路面では期待どおりに働かない場合があります。必要ならフットブレーキを使い、長時間の停車ではPとパーキングブレーキを確実にかけましょう。
停止保持は駐車ブレーキの代わりにはならない
日産は、長時間停車するときや乗り降り・荷物の積み下ろしをする際は、シフトをPにしてパーキングブレーキが確実にかかっていることを確認するよう注意しています。
「e-Pedalで止まっているから駐車操作はいらない」と考えるのは危険です。通常の駐車と短い停車を分け、車両から離れるときには正しい駐車操作を行ってください。
ブレーキランプはいつ点く?
「アクセルを戻しただけでは後続車に減速を知らせられないのでは」と心配になることがあります。しかし、日産のZE1説明書には、e-Pedal走行中でも所定以上の減速度のときに制動灯が点灯し、停車状態の保持中にも点灯すると記載されています。
一方で、アクセルを少し緩めたときに必ずランプが点くという意味ではありません。別車種のe-Pedal Stepの点灯しきい値を、ZE1にも同じ数値だと当てはめるのは避けましょう。
ブレーキランプの作動そのものに異常が疑われる場合は、整備工場に点検してもらってください。後続車の距離が近いときに急なアクセル操作で減速するような運転も避けたいところです。
e-PedalをOFFにするとクリープが戻る
ZE1の取扱説明書では、e-PedalをOFFにするとクリープ現象が発生すると案内しています。停止した状態でe-PedalをOFFに切り替える場合は、ブレーキペダルを踏みながら操作する必要があります。
ON/OFFを切り替えるとアクセルの操作感や減速の強さが大きく変わります。日産は運転前にメーター表示を確認するよう勧めています。運転中に機能の違いを試すため、何度もスイッチを切り替えるような操作は避けましょう。

Bレンジは下り坂で強めの回生ブレーキを使いたいときに選ぶ
ZE1のBレンジは、Dレンジより強い回生ブレーキが必要なときのシフトポジションです。日産は下り坂などでの使用を例に挙げています。回生は、走行中の運動エネルギーの一部を電気として回収しつつ減速する仕組みです。
ただし、Bにすれば必ず一定の強さで減速するわけではありません。満充電時や低温時など、回生ブレーキが弱くなることがあると日産は説明しています。下り坂の入口でスピードが出過ぎてから頼るのではなく、先に安全な速度まで減速してください。
満充電直後と低温時は減速感が変わることがある
走行用バッテリーが満充電のときは、回収した電気を十分に受け入れられず、回生ブレーキが制限される場合があります。バッテリーが冷えているときも同様の制限が起こり得ます。運転者にとっては「いつもよりアクセルを戻しても進んでしまう」と感じることがあります。
普段の減速感が必ず続くと考えず、必要なときはブレーキペダルで減速してください。警告表示や明らかな異常を伴うときは、単なる回生制限だと自己判断せず日産販売会社へ相談しましょう。
e-PedalがONなら、Bへ切り替えてもe-Pedalの特性は変わらない
旧型ZE1の説明書にある重要な注意です。e-PedalをONにしたままDからBに切り替えても、e-Pedalの特性は変わりません。「B+e-Pedalで減速性能が2倍になる」といった考え方は誤りです。
運転中に感じる減速の違いがどの機能によるものかを整理するには、まず車両のe-Pedal ON/OFF状態を確認してください。
ECOモードは加速を穏やかにし、電力消費を抑える
ZE1のECOモードは、電費を意識した運転をサポートする機能です。日産の説明では、加速を穏やかにし、回生ブレーキを強めることでエネルギー回収を行い、航続距離を延ばす方向に制御します。
e-Pedalと似たところは「回生ブレーキが強くなる」という点ですが、ECOだけで停止状態を保持する機能になるわけではありません。 ECOをONにしていても、停止には通常のブレーキ操作が必要です。
また、ECOをONにすればどんな走り方でも必ず電費が良くなるというものでもありません。道路の勾配、車速、気温、エアコンの使用、加減速の仕方などが消費電力に影響します。電費の基本は電気自動車の電費と燃費換算の記事で整理しています。
加速したい場面ではECOのOFFも検討
2019年式ZE1の取扱説明書では、乗員や荷物が多いとき、急勾配を登るときなど、加速が必要な場合にはECOをOFFにするよう案内しています。ECOのON/OFFを切り替えると駆動力が変わるため、周囲の安全を確認し、アクセルから足を離してスイッチを操作します。
通勤や市街地では穏やかな加速を重視しやすい一方、山道や高速道路の合流などでは状況に応じた加速も必要です。ECOは常にONでなければならない機能ではありません。車の状態と交通状況を優先してください。
ECOとe-Pedalは再始動後の設定に違いがある
2019年式ZE1の説明書では、ECOモードのON/OFFはパワースイッチをOFFにしても、再度設定変更するまで維持されます。一方e-Pedalは、再始動でOFFに戻る基本動作があり、設定によってモード記憶を有効にできます。
「昨日ONだったから今日もON」と推測せず、運転前にメーターの表示を確認してください。中古車では前の所有者が設定を変更している可能性もあるため、納車時に操作を教えてもらうと安心です。
読者ECOモードにしておけば、e-PedalをONにしているのと同じですか?
カズ180違います。ECOは加速と消費電力を抑える方向の走行モード、e-Pedalはアクセル操作で減速・停止を助ける機能です。名称が似ていても別の操作なので、停止保持の有無を混同しないようにしてください。
新型ZE2のe-Pedal Stepは、旧型ZE1のe-Pedalとは止まり方が違う
2026年の新型リーフ(ZE2)では「e-Pedal Step」が採用されています。日産の公式FAQは、ZE1のe-Pedalと異なり、アクセルを離して減速したあとはクリープ走行が発生するため、停車時には必ずブレーキペダルを踏む必要があると明記しています。
この違いは、ZE1からZE2へ乗り換える人ほど重要です。旧型でアクセル操作だけの停車保持に慣れているからといって、新型でも同じように止まると期待してはいけません。購入時や試乗時は必ず販売店の説明を受け、停止方法を確認してください。
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| 比較ポイント | ZE1のe-Pedal | 新型ZE2のe-Pedal Step |
|---|---|---|
| アクセルを戻すと | 強めに減速し、条件が合えば停止へ | 強めの回生減速を行う |
| 停止後の挙動 | 条件が合えば停車保持できる | 減速後にクリープする |
| 停車に必要な操作 | 必要時はブレーキ、条件が合えば保持 | ブレーキペダルで停止 |
| 長時間停車する場合 | Pとパーキングブレーキを使用 | Pとパーキングブレーキを使用 |
| 運転前の確認 | e-Pedal ON/OFFのメーター表示 | e-Pedal Stepの設定と表示 |
| 共通する安全上の注意 | 機能を過信せずフットブレーキを使う | 機能を過信せずフットブレーキを使う |
さらに新型ZE2には、グレードによってドライブモードセレクターや回生ブレーキコントロールパドルがあります。旧型ZE1のD・B・ECO操作と同じ構成だと思い込まず、実車の装備を確認する必要があります。
この点は、日産公式FAQ「e-Pedal Stepについて」と、新型ZE2の取扱説明書で確認できます。

雪道・凍結路ではe-Pedalの減速を過信しない
冬の北海道のように雪や氷の上を走る場合は、e-Pedalの減速や停止保持の限界を知ることが重要です。日産のZE1取扱説明書は、氷結路や急勾配など制動力が低下する条件では、e-Pedalが通常時の性能を発揮できない場合があると説明しています。
また、満充電時や低温時などでは回生ブレーキが弱くなることがあります。いつもと同じ場所でアクセルを戻しても、予想以上に車が進む可能性があるということです。回生ブレーキだけで速度を調整できると考えるのは避けてください。
冬道では速度を抑え、車間距離を十分に取ることが基本です。JAFも、雪道では急ハンドル、急ブレーキ、急アクセルを避け、スタッドレスタイヤなど適切な冬用装備を使うよう案内しています。
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| 路面・状態 | 起こり得ること | 気をつけたい行動 |
|---|---|---|
| 圧雪路・雪道 | タイヤのグリップが低下 | 冬用タイヤの状態、速度と車間距離を確認 |
| アイスバーン | e-Pedalで十分に止まれない場合 | 急な加減速を避け、無理な操作をしない |
| 満充電直後 | 回生の受け入れが制限される場合 | 回生だけの減速を当てにしない |
| 駆動用バッテリーが低温 | 普段より回生が弱い場合 | フットブレーキによる減速を想定 |
| 急勾配の坂道 | 停止保持できない場合 | 必要ならブレーキ、駐車時はPとパーキングブレーキ |
この表は、雪の日は特定の走行モードにすれば必ず安全という意味ではありません。路面状況、車両の状態、タイヤの種類によって必要な運転は異なります。車両の取扱説明書と現場の安全を優先してください。
e-Pedalは強く減速するので、雪道でも安心だと思っていました。
氷結路では十分に減速・停止できない可能性があるので、頼り切らないほうが安全です。スピードを抑え、車間距離を取り、必要なときにブレーキペダルを使ってください。
冬のEVの航続距離・暖房・充電については電気自動車は冬に弱い?、タイヤの状態確認はリーフのタイヤサイズと空気圧も参考になります。

e-Pedalの減速が弱い、効かないと感じたら
普段より減速が弱いと感じても、それだけで故障だと決めつけないでください。満充電や低温による回生制限、運転支援機能の作動など、正常な制御による違いも考えられます。一方、警告表示や異常な挙動を伴う場合は、日産販売会社での点検が必要です。
特に「e-Pedalシステム異常」のメッセージが出た場合、日産はe-Pedalが作動しない可能性があると案内しています。無理に走り続けず、安全を確保してください。
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| 症状 | 考えられる条件 | 安全上の対応 |
|---|---|---|
| 満充電時に回生が弱い | バッテリーが電気を受け入れにくい | フットブレーキを使い、無理に試さない |
| 寒い朝に減速感が違う | バッテリー温度による回生制限 | 速度を抑えて安全に走る |
| プロパイロット使用中に反応が違う | 運転支援機能が優先されている | 説明書と現在の表示を確認 |
| 坂道で停車保持できない | 機能の限界や勾配など | ブレーキで停止、駐車時はPとパーキングブレーキ |
| 異常メッセージが出る | e-Pedalや車両側の異常の可能性 | 安全な場所に停車して日産販売会社へ相談 |
運転支援機能の作動中はe-Pedalより優先される場合がある
ZE1の説明書には、クルーズコントロールやプロパイロット、インテリジェント エマージェンシーブレーキが作動しているときは、運転支援機能が優先されるとあります。e-PedalのON表示があるだけでは、すべての場面で同じ減速制御になるわけではありません。
そのため、e-PedalをONにしているのに感覚が違うと感じたら、車両の状態を振り返る必要があります。ただし運転中にメーターを凝視せず、まず周囲の安全を確保してください。
車が動き出した場合は、ただちにブレーキを踏む
停止保持中に車が動き出した場合、またはアクセルを戻しても必要な減速度が得られない場合は、ただちにブレーキペダルを踏んでください。日産の注意事項でもこの行動が明記されています。
e-PedalをONにした状態でスイッチを何度も操作し、挙動を試すことは避けましょう。安全な場所で停止し、取扱説明書を確認してください。異常表示が続く場合は、販売会社での点検が必要です。
e-Pedalを初めて使う人が確認したい5つのこと
私は現在2019年式リーフ e+ AUTECHを所有しています。EVに長く乗っていますが、機能の特徴を覚えるだけでなく、年式が変わると操作も変わることを確認するのが大切だと考えています。
例えば中古ZE1を初めて購入する場合、車両に残っているe-Pedalのモード記憶設定や、メーターの表示を確認したいところです。新型ZE2を試乗するときは、停車時のブレーキ操作の違いについて販売店から説明を受けましょう。
- 車がZE1かZE2かを確かめる。
- e-PedalのON/OFFをメーターで確認する。
- D/Bはシフト、ECOは走行特性、e-Pedalは減速・停止制御と分けて考える。
- 停車保持ができない条件とブレーキを使う場面を理解する。
- 満充電、低温、雪道、坂道でいつもと減速感が変わる可能性を意識する。
「e-Pedalを使わなければリーフの魅力が減る」と考える必要はありません。安全に運転できることが第一です。私はこの記事で特定の路面における自車の停止距離を実測したわけではないので、停止距離を保証するような数字は載せていません。
日産リーフのe-Pedalでよくある質問
まとめ|D・B・ECO・e-Pedalの違いを知って安全に運転する
旧型ZE1のDは通常走行、Bは強い回生が必要な場面で使うシフトポジション、ECOは電力消費を抑える走行モード、e-Pedalはアクセル操作による減速・停止・停車保持を助ける機能です。e-PedalがONのとき、D/Bの切り替えによってe-Pedalの特性が変わるわけではありません。
新型ZE2のe-Pedal Stepでは、減速後にクリープが生じるため停止時にはフットブレーキが必要です。旧型に慣れている人ほど、乗り換え時には停止方法の違いを確認してください。
どの機能でも安全の基本は変わりません。雪道、凍結路、坂道、満充電、低温などで減速の効き方が変わる可能性を理解し、必要なときに確実にブレーキペダルを使いましょう。
公式資料・出典
- 日産|ZE1のe-Pedalの作動とブレーキランプ
- 日産|ZE1のe-Pedalに関する注意事項
- 日産|ZE1のシフトポジション
- 日産|ZE1のECOモードの使い方
- 日産|ZE1のe-PedalのON/OFFとモード記憶
- 日産FAQ|新型ZE2のe-Pedal Step
- JAF|雪道・アイスバーンでの運転注意
情報確認日:2026年11月8日。本文は主に2019年式ZE1の仕様を基準に解説しています。個別車両の年式・装備・状態により操作が異なるため、必ず実車の取扱説明書を確認し安全運転を優先してください。

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