こんにちは、電気自動車をこよなく愛する人間カズ180です。
電気自動車を選んでいると、「今いちばん長く走れるEVはどれ?」「700km走れる車なら充電の心配はほとんどない?」「国産EVでも長距離を走れるようになった?」と気になりますよね。
私も日産リーフに約10年間乗ってきました。以前のリーフでは約20万kmを走行し、その後に電池系統の故障を経験しています。現在乗っているのは2019年式の日産リーフ e+ AUTECH。走行約1,700kmだった中古車を170万円で購入しました。
EVへ長く乗っている私から見ると、ここ数年の航続距離の伸び方には驚かされます。今では日本で購入を検討できるモデルにも、WLTCモードで700kmを超えるEVが珍しくなくなりました。
ただし、カタログ上で700kmや800kmと表示されていても、実際の道路をいつでも同じ距離だけ走れるわけではありません。
この記事では、2026年9月7日時点でメーカーの日本向け公式情報を確認し、国土交通省審査値のWLTCモードを基本に、航続距離700km以上のEVを比較します。
- 2026年に航続距離が長いEVのランキング
- 700km以上走れる国産EVと輸入EV
- カタログ値と実際の航続距離が違う理由
- EV歴約10年の私が航続距離以外に見ているポイント

2026年は「700km超」が特別ではなくなっています。
Audi A6 Sportback e-tron performanceは条件付きで872km、Tesla Model Y Lは788km、Mercedes-Benz CLA 250+ with EQ Technologyは771km。国産車でもbZ4Xとソルテラが746km、新型リーフも最大702kmです。
EV航続距離ランキング2026
まずは現在の数字を見てみましょう。メーカーが日本向けに公表している一充電走行距離を確認し、WLTCモードで700km以上となる主なモデル・グレードを長い順に並べました。
同じ車名でも、グレード、駆動方式、タイヤサイズ、メーカーオプションによって距離が変わります。そのため車名だけではなく、どの仕様で出ている数値なのかも一緒に掲載しています。
ランキングの比較条件
航続距離を比べるうえで注意したいのが、測定方法です。
海外サイトではWLTP、EPA、CLTCなど異なる方式の数字が掲載されていることがあります。測定方法が違う数字をそのまま並べると、公平な比較になりません。
そこでこの記事では、原則として日本仕様のWLTCモード・国土交通省審査値を使っています。
WLTCモードは実走行を保証する数字ではありません。
気温、道路状況、速度、渋滞、エアコンや暖房、乗車人数、タイヤ、運転方法などによって実際の航続可能距離は変わります。各メーカーも公式サイトで同様の注意事項を案内しています。
700km超の15モデル
2026年9月7日時点で、日本向け公式情報から確認できる主な700km超モデルは次の通りです。
| 順位 | モデル・グレード | 航続距離 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Audi A6 Sportback e-tron performance | 872km | レンジプラスパッケージ装着 |
| 2位 | Tesla Model Y L | 788km | デュアルモーターAWD・6人乗り |
| 3位 | Mercedes-Benz CLA 250+ with EQ Technology | 771km | MP202701 |
| 4位 | Tesla Model 3 Premium ロングレンジ | 766km | デュアルモーターAWD |
| 5位 | Mercedes-Benz EQS 450+ | 759km | WLTCモード |
| 6位 | Audi Q6 Sportback e-tron quattro advanced | 751km | レンジプラスパッケージ装着 |
| 7位 | Audi A6 Avant e-tron performance | 750km | RWD |
| 8位 | トヨタ bZ4X Z | 746km | FWD・18インチ |
| 8位 | スバル ソルテラ ET-SS | 746km | FWD |
| 10位 | レクサス RZ350e version L | 733km | 18インチタイヤ |
| 11位 | Audi S6 Sportback e-tron | 730km | quattro |
| 12位 | Volvo ES90 Twin Motor Performance | 720km | WLTCモード |
| 13位 | Audi A6 Avant e-tron quattro | 704km | quattro |
| 14位 | Hyundai IONIQ 5 | 703km | Voyage L・Voyage・Lounge |
| 15位 | 日産リーフ B7 X | 702km | 78kWhバッテリー |
※2026年9月7日時点のメーカー日本向け公式情報をもとに作成しています。仕様、タイヤ、オプション、販売状況などにより数値が変わるため、契約前には必ず最新情報を確認してください。
こうして見ると、今のEVは「300km走れれば長距離」という時代からかなり変わっています。
特に上位では700kmどころか、800kmを超える数値まで出てきました。
872kmのAudi A6
現在もっとも大きな数字を公表しているのが、Audi A6 Sportback e-tron performanceです。
通常仕様の一充電走行距離は786kmですが、オプションのレンジプラスパッケージを装着すると、WLTCモードで872kmとなります。
この数字だけを見ると、ガソリン車と比べても長距離移動への不安はかなり小さく感じます。
ただし、872kmはすべてのA6 e-tronに共通する数字ではありません。
同じA6シリーズでもSportback、Avant、RWD、quattroで距離が違います。ランキングを見るときは、「車名」ではなく「グレードと条件」まで確認することが大切です。
CLAも771kmまで伸びた
2026年のランキングで新たに注目したいのが、Mercedes-Benz CLA 250+ with EQ Technologyです。
メーカー公式ではWLTCモード771kmとなっており、Model 3の766kmを上回る数字になっています。
全幅1,835mmと、日本の道路や駐車場でも比較的扱いやすいサイズに収めながら長い航続距離を確保している点は興味深いところです。
高級大型EVだけが700kmを超えるわけではなくなってきたことが分かります。
国産EVも700km時代へ
輸入EVの航続距離が目立ちますが、2026年は国産EVもかなり伸びています。bZ4X、ソルテラ、RZ、そして新型リーフまで700kmを超える仕様が登場しました。
bZ4Xは最大746km
トヨタ bZ4X ZのFWDは、18インチタイヤ装着車でWLTCモード746kmです。
一方、同じZでも20インチタイヤを選ぶと673km。4WDでは18インチが687km、20インチが622kmとなります。

ここは購入時にかなり重要です。
「bZ4Xは746km走れる」と覚えていても、あなたが選ぶ仕様では600km台ということがあります。
タイヤサイズでも航続距離は変わります。
デザインを優先して大径ホイールを選ぶと、カタログ上の最大航続距離より短くなる車があります。見積もり時は実際に選んだ仕様の数値を確認してください。
ソルテラも最大746km
スバル ソルテラ ET-SSのFWDもWLTCモード746kmです。
AWDは687km。上級のET-HSもAWDで687kmとなっています。

雪が多い地域では、FWDの746kmだけを見て決める必要はありません。
私自身、冬のEVでは暖房による消費電力や路面状況まで考えて走ります。雪道を頻繁に走るなら、カタログ上の約60kmの差よりAWDを選ぶ意味が大きい人もいるでしょう。
新型リーフは最大702km
私にとって特に気になるのは、やはり日産リーフです。
3代目となった新型リーフは、78kWhバッテリーを搭載するB7 XでWLTCモード702kmとなっています。
日産の公式情報では、2代目リーフe+の一充電走行距離は450km、新型B7 Xは702km。世代が変わったことで、数字だけでもかなり大きな差があります。

私は今も2019年式リーフ e+ AUTECHに乗っています。
最新型の702kmと比べると世代差はありますが、だからといって今のリーフが日常で使えないと感じているわけではありません。
自宅へ戻れば200Vで充電できますし、私の普段の走行では毎日700kmの航続距離は必要ないからです。
700km走れるEVなら、もう充電の心配はほとんどしなくていいですか?
かなり楽にはなると思います。ただ、私は最大距離ギリギリまで使う走り方はしません。高速道路や冬は特に、次の充電場所まで余裕を残して走ります。
IONIQ 5は703km
Hyundai IONIQ 5も700kmを超えています。
84kWhバッテリーを搭載したVoyage L、Voyage、Loungeでは、一充電走行距離703km。AWD仕様では数値が変わります。

IONIQ 5は航続距離だけではなく、800V級の電源システムを採用している点も特徴です。
遠出が多い人は「一度の充電で何km走れるか」と同時に、「途中の急速充電でどれだけ早く次の走行分を回復できるか」まで見たほうが実用的です。
航続距離は実際どこまで走る?
ランキングを見ると800kmや700kmという数字が目立ちますが、ここからが実際のEV選びでは大切です。カタログ値と実走行は同じではありません。
WLTC値は最大距離ではない
WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路を一定の条件で組み合わせて測定します。
実際の道路では、気温も違えば交通量も違います。エアコン、暖房、坂道、雨や雪、向かい風、乗車人数でも消費電力は変わります。
そのため、「WLTCで700kmだから、満充電なら必ず700km走れる」とは考えないほうがいいでしょう。
逆に条件によっては、非常に電費よく走れる場面もあります。
大切なのは、カタログ値を絶対的な距離として見るのではなく、車同士を比べる一つの目安として使うことです。
高速道路では距離が変わる
高速道路は信号がなく一定速度で走れるので、EVに向いていると思われることがあります。
ただし速度が上がると空気抵抗の影響が大きくなります。
街中では減速時に回生ブレーキでエネルギーを回収する機会がありますが、高速道路では長時間一定速度で走るため、条件によって電費が落ちます。
私は遠出するとき、満充電時の表示距離いっぱいまで走る計画は立てません。
目的地や次の充電器へ着いたときに、きちんと残量を残せる計画にしています。
冬はさらに余裕を見る
寒い時期はバッテリーの状態に加え、暖房にも電力を使います。

私も寒い時期にリーフへ乗りますが、夏と冬をまったく同じ感覚では見ていません。
特に北海道や東北、標高の高い地域、スキー場へ頻繁に行く人は、700kmという数字だけではなく、冬にどこで充電できるかまで確認しておくと安心です。
電費を一緒に見る
航続距離とセットで見たいのが電費です。
大きなバッテリーを積めば距離を伸ばしやすくなりますが、その分だけ車両重量や価格にも影響します。
同じ700km級でも、どれだけの電力量でその距離を走れるのかは車によって違います。
私は自宅200Vで主に夜間充電していて、私の電気料金の実例は約26.21円/kWhです。
そのため航続距離だけでなく、「1kWhで何km走るか」も日々の費用に直接関係します。
電費の計算方法やガソリン車との燃費換算については、電気自動車の電費と燃費換算の記事で詳しく紹介しています。
長距離EVの選び方
ランキング1位をそのまま選べば満足できるわけではありません。普段の走行距離と充電環境によって、必要なバッテリー容量はかなり変わります。
500kmあれば十分な人も多い
たとえば毎日の通勤が往復30km、休日のドライブが100~200km程度なら、WLTCで500km前後でも困らない人は多いと思います。
自宅で毎晩充電できるなら、毎朝ある程度回復した状態から出発できます。
この使い方では、一度に800km走れる能力を普段はほとんど使いません。
反対に、一日に400km以上走る仕事、高速道路での長距離移動が多い人、自宅充電できない人には700km級の余裕が魅力になります。
あなたの「普段」と「最長」を分けて考えてください。
普段一日に走る距離、休日によく走る距離、年に数回だけ走る最長距離。この3つを分けると、必要な航続距離が見えやすくなります。
自宅充電できるかを見る
私自身が700kmのEVを必須だと思わない大きな理由が、自宅で充電できることです。
現在は200Vコンセントを使い、帰宅後にケーブルを接続して主に夜間に充電しています。

自宅充電があると、バッテリーをほぼ空にしてから満充電する使い方ではなく、「その日に使った分を夜に戻す」という感覚になります。
自宅への充電設備を検討している人は、EVの自宅充電について解説した記事も参考にしてください。
急速充電性能も重要
長距離をよく走るなら、一充電走行距離と急速充電性能をセットで見たいところです。
たとえば700km走れるEVでも、途中の充電に時間がかかる車と、600km前後でも短時間で多くの電力を補給できる車では、旅行全体の移動時間がそれほど変わらない場合があります。

私は長距離移動では、必ず100%まで充電することにはこだわりません。
次の目的地や充電場所まで必要な量を入れて出発するほうが、待ち時間を減らせる場面があります。
普通充電と急速充電の違いについては、電気自動車の充電方法の記事で詳しく解説しています。
それなら、一番航続距離が長いEVを買う必要はないんですね。
はい。私なら航続距離だけでは決めません。普段の距離、自宅充電、車両価格、電費、急速充電、保証まで見て、その中で十分な余裕がある車を選びます。
中古EVは現在の状態を見る
中古EVの場合は、新車時の航続距離ランキングをそのまま当てはめることはできません。
私が現在乗っている2019年式リーフ e+ AUTECHも中古車です。
走行約1,700kmの車両を170万円で購入しましたが、購入時には価格だけではなく、バッテリー状態や車両全体を確認しました。
以前のリーフは約20万km走ったあと、電池系統の故障を経験しています。
この経験があるので、中古EVでは新車当時の航続距離だけではなく、現在のバッテリー状態、保証、充電機能、整備を受けられる環境も見ています。

車種を航続距離だけでなく、価格や用途まで含めて比べたい場合は、電気自動車おすすめ2026の記事もあわせて見てください。こちらは航続距離ランキングとは役割を分け、用途別にEVを比較しています。
よくある質問
EVの航続距離について、購入を検討している人から出やすい疑問をまとめました。
2026年で航続距離が一番長いEVはどれですか?
2026年9月7日時点の日本向けメーカー公式情報では、Audi A6 Sportback e-tron performanceが、オプションのレンジプラスパッケージ装着時にWLTCモード872kmです。通常仕様は786kmなので、872kmは条件付きの数値です。
国産EVで航続距離が長い車はどれですか?
トヨタ bZ4X Z FWDの18インチ仕様とスバル ソルテラ ET-SS FWDが746kmです。レクサスRZ350e version Lは18インチ仕様で733km、新型日産リーフB7 Xは702kmとなっています。
WLTCで700kmなら実際にも700km走れますか?
必ず700km走れるわけではありません。気温、速度、道路状況、冷暖房、乗車人数、タイヤ、運転方法などによって実際の航続可能距離は変わります。私は最大表示距離ぎりぎりまで使わず、余裕を残して充電するようにしています。
航続距離500kmでは短いですか?
普段の移動が通勤や買い物中心で、自宅充電できるなら500km前後でも十分な人は多いでしょう。反対に長距離移動が多い人や自宅充電できない人は、より長い航続距離が便利になる場合があります。
航続距離が長いEVほどおすすめですか?
必ずしもそうではありません。車両価格、電費、急速充電性能、自宅充電の有無、駆動方式、乗車人数、保証なども大切です。あなたの普段の走行距離に対して十分な余裕があるかで選ぶほうが現実的です。
EV航続距離ランキング2026まとめ
2026年のEVは、航続距離だけを見ても数年前とはかなり変わりました。
Audi A6 Sportback e-tron performanceは条件付きで872km、Tesla Model Y Lは788km、Mercedes-Benz CLA 250+ with EQ Technologyは771km、Model 3 Premium ロングレンジは766kmまで伸びています。
国産EVも、bZ4Xとソルテラが746km、RZ350eが733km、新型日産リーフB7 Xが702kmです。
「電気自動車は航続距離が短くて遠出できない」というイメージは、現在の700km級モデルにはそのまま当てはまらなくなりました。
ただ、約10年間リーフへ乗ってきた私が実際に感じているのは、一番遠くまで走れるEVを選ぶことより、自分の生活に必要な距離を余裕を持って走れるEVを選ぶほうが大切ということです。
私は現在も2019年式の日産リーフ e+ AUTECHに乗り、自宅200Vで主に夜間充電しています。私の場合は、毎日700km走れる車でなくても不便を感じる場面は多くありません。
一方、高速道路で長距離移動することが多い人、自宅充電できない人、冬の寒冷地を頻繁に走る人なら、700km級の余裕は大きな安心につながります。
ランキングの順位だけで決めず、普段の走行距離、電費、急速充電性能、自宅で充電できるか、購入価格まで見ながら、あなたの使い方に合う一台を選んでみてください。


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